MECM(SCCM) は PowerShell でコマンド操作することが可能です。
設定変更だけでなく、アプリ配布などの操作をバッチやスクリプトで自動化することができるので、覚えておくと超便利と思います。
目次
全体の流れ
MECM で PowerShell を操作するには、以下のような流れになります。
- MECM サーバーにログインする
- モジュールをインポートする
- MECM にサイトコードを使ってアクセスする
- コマンドを実行する
インラインで実行するには上記の流れですが、スクリプト化するときも上記の流れを組み込めば色々と自動化することが可能になります。
PowerShell の起動
何はともあれ、MECM サーバーにログインして PowerShell を起動します。
モジュールをインポート
モジュールが保存されたディレクトリに移動して、「ConfigurationManager.psd1」をインポートします
サンプル
Set-Location ‘C:\Program Files (x86)\Microsoft Configuration Manager\AdminConsole\bin'
Import-Module .\ConfigurationManager.psd1
MECM または SCCM のインストールを行なったときのバージョンによって、デフォルトの保存先のディレクトリ名が異なっているようです。故意に保存先を変更していない場合はご注意ください。
「AdminConsole」のフォルダを探すようにすれば見つかるかと思います。
サイトコードの指定
サイトコードを指定し、操作する MECM のデータベースに接続します。
次のサンプルはサイトコードが「ABC」の場合で記載します。
サンプル
Set-Location ABC:
操作を開始しよう
以上で利用の準備は完了です。
まとめると PowerShell を起動するたびに以下の3行を最初に指定する必要があります。
Set-Location ‘<モジュールの保存先>'
Import-Module .\ConfigurationManager.psd1
Set-Location <サイトコード>:
これで MECM に対して色々操作ができます。
アプリ配布を自動化してもよし。設定の状態を抽出してモニタリングするもよし。
これを活用してますが運用がだいぶ楽になりました。
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